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読書好きな社会人のひとりごと/全然関係のないことも

【読了】『ひと月の夏』J.L.カー

久しぶりに、本の感想を。

 

イングランド北部ヨークシャーが舞台のこの作品は、特別なことはなにも起きないのです。戦争で心身ともに疲れてしまった一人の青年が夏のあいだ、小さな村で暮らす。

 

人妻とほんのりお互いに恋心を抱くのだけれど、なにも起こらない。

主人公は、彼女が後ろから彼にくっついたときに、なにかをしていればその後が大きく変わることも分かっている。でも、なにもないのだ。

 

 

正直、裏表紙に書いてあるとおりのストーリーだろう、と思っていましたが、読後は想像していたよりも印象に残りました。ちょうど、主人公バーキン君が思い出を胸にしまうように。

 

 

特別なことが起きないから、きっとこの本はだれにとっても、大切な本になる。

 

 

 

これだから読書はやめられないなあと。

最近は実用書ばかり読んでしまうけれど、やっぱり小説には小説にしか出せないいい味がある。

冬の旅行に備えて、モームを2冊借りました。

今から読むのが楽しみです。